日本を出て、タイで老後を過ごすことにして、タイでコンドミニアムを買ったり、アパートを借りたりすることはあるとしても、ある時点でこのままタイに居続けようか、日本に帰ろうかと考えるときがくると思います。
日本に帰っても、住むあてがあったり、友人知人がいたりするわけでもなく、なんとなく日本に帰りたいと考えることもあるかと思います。
一方で、そのままタイに居続けようと考えて、それはそれは現状維持なので、なにか特別なことをする必要はないように思えますが、1年経つごとに自分が考えている以上に歳を取ることでできないことが増えてくることもあります。
精神、知的、認知といった後見業務をしていて思うのは、日本であれば、法に基づく善管注意義務と善意で人権擁護、つまり、左記の人々のサポートをする人がいるのですが、経済が絡む領域だと左記の人から仕事ではなく、不法な利益を得ようとする人が寄ってきて、いつのまにか困窮するということを経験します。
タイでは、どうなんでしょうか。
タイの人は親切とか、誠実とか、そのような言葉と、自分は大丈夫という自信だけで、老後を過ごすのは危険(リスク管理として)かなと思います。
日本人の友達がいるから大丈夫、タイ人の友達がいるから大丈夫と言う方が多いと聞きますが、契約に基づく関係があいまいな社会でそのような根拠が弱い自信はどうかなと思います。
12月のタイ訪問ではタイの老人ホーム見学(とは言っても、コネクションはこれからです)を予定しています。
日本であれば、成年後見業務をしている司法書士ということであれば、それなりの応対をしていただけることが多いのですが、タイでは司法書士? なに、それ?というか、そもそも法に基づく仕事をしている人が少ないので、難しいミッションになりそうです。
コメントを残す