タイで生活していて、病気になり、現地の病院で対応できる病気であれば、タイの健康保険で入院加療となる。それはいい。巷でいうようなタイの医療水準は高いという話は、日本で業務で医療機関と日常的に付き合いがあると、このレベルをタイで求めることができるのかという思いに至る。
今日考えたいのは、そこではなく、たいした病気もないが、老齢による体力、気力、知力の低下がきたときに、日本に帰国する力もなくなる状況がやってきたときに、どうやって、自分を守るかである。
現地で生活をしていれば、現地の知り合い(タイ人、日本人その他)ができて、いざという時には頼りになると考えている。
これは一方的な思い込みであり、相手側の事情も状況も変化していくので、当てにするのは間違った生活設計である。
今回、タイで法律相談というより座談会を開くにあたって、伝えたいことは(繰り返さないと、頭に入っていかない)、他人を信用するなということだ。
これを書いている私も、その他人に含まれるのではという反射的な問いにはこう答えることにしている。
私は私であって、私でない。
法によって、業務を行うことを許可され、法に遵守し、契約を履行することが、法令から、また、倫理からも求められている。
司法書士という肩書き=私。
110年にわたる司法書士制度になかでその一端をにない、依頼者の利益を守ることが職責だと考えている。
来週、金曜日からバンコクで施設を回ります。
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